私は歯学部を卒業した後に、3年ほど大学の歯周病の講座にて診察してきました。
驚いたのは、最近の歯周病の治療がいかに科学的な根拠の元に行われている事でした。
お口の中の細菌の量をはかったり、体質的な人は遺伝子レベルまで調べて原因を特定しようとしていました。そのようななか全職員が一丸となって歯周病に立ち向かっていました。
ただそんな経験の中、歯周病治療に一番大切なことが見えてきました。それは、患者さんが私たちと一緒に歯周病と立ち向かっていく気持ちでした。
どんなに良い治療を行っても、毎日のブラッシングを怠ったり、タバコを吸っていては、いったん治ってもすぐに再発してしまうのです。
スマイル歯科ではただ歯周病の治療をするだけではなく、長いお付き合いの中で、継続して来院していただき、歯周病の再発を防ぐ努力を一緒にやっていきたいと考えています。
基本は日本歯周病学会推奨の治療プログラムに沿って行います。
実際、歯周病治療を行った方を例に挙げて行きます。(院長施術症例)
歯周病の原因はPgと呼ばれる嫌気性菌です。そのほかに菌やTf菌、Td菌などがあります。お口の細菌検査をしてこのような菌が検出されると歯周病にかかっている証拠です。希望でしたら細菌検査を行い、どの種類の細菌が悪さをしているのかを調べます。
細菌はプラークという身近な名前で、お口のなかにいます。なので、1にも2にもプラークコントロールが歯周病治療には大事になってきます。目標として磨き残しが20%以下にします。「そんなに磨き残しなんてないよ。」と思われるでしょうが、意外に磨き残しはあるものですよ。
次は、歯石取りです。プラークは細菌の固まりで、これは歯ブラシで落とせるのですが、プラークがこびりつくと歯石になり、これがまた細菌の固まりで、歯ブラシでは落とせなくなります。これは、「専門の歯科衛生士さん」にお願いしてとってもらう以外に方法はありません。スマイル歯科では経験豊富で評判の良いスタッフがおりますので、ご安心ください。歯ぐきの中の方にまで入り込んでいる場合には、麻酔をして行う場合があります。
歯周病の治療は主に歯ブラシを念入りに行い歯石をとることですが、汚れがたまりやすいかぶせ物などは適合の良いものに替えて行かなくてはならないので、必要があれば再製作を行います。
ほとんどの歯周病は先ほどの歯周初期治療の範囲で治ります。しかし歯周病が重度 な場合、今度は歯ぐきに手術を行い、歯根についている歯石と不良肉芽を徹底的に きれいにします。必要があれば歯周病で失った歯槽骨を再生させるようなお薬(保険適応外)も使用します。
歯周病の状態が良くなってきた状態を確認します。大丈夫なら適合の良いかぶせ物を 装着していきます。
ほんとうに大切な治療は、ここからなのです。治療が一段落して安心してしまうのか、
しばらくすると日頃の歯ブラシが行き届いていなかったり、定期検診の間隔が空いてしまったりします。気づくとせっかく治した歯周病が再発なんてこともあるのです。
やはり「継続は力なり」ですね。